大証は、2011─13年度の新中期経営計画を発表。
kingsarmonj海外の取引所との提携も、いろいろな形で検討されてきた。まず、本年2月14日に稼働予定の、J─GATE。これは、ナスダックOMXが開発したシステム。一度、撤退したナスダックと、大証、JASDAQが、再び戦略的パートナーシップを推進していくことになるのか。または、現物システムは、arrowheadという線も、ないとは言えない。J─GATE稼動後の評判次第。ダイレクトサーキットブレイカーや、クロージングセッションが、日本の現物取引に馴染むかどうか。夜間取引についても、7月をメドに終了時間を現行の午後11時半から、翌日午前3時に延長する。日本の市場は海外市場に影響され、日中の値動きは横ばいで、従来のデイトレでは、ほとんど取れない。外国相場に依存する、外国株でないETFという概念。日本相場の引け値ではなく、海外の相場で、翌日の基準値や制限値幅が左右されるあり方は問題ともいえる。たとえ、外国株であっても、日本の市場の引け値が基準となり、円貨建てベースでの海外市場を反映した、前日日本市場基準での前日比なり相場感が形成されるべき。制限値幅も本国相場に左右され、コロコロ変えるようなあり方ではなく、日本に上場する外国銘柄基準での制限値幅のあり方というものがあって然るべきとも考えられる。取引手法で言えば、現物ならある程度、寝かす、スイングトレード。このとき、偶然的要因を排除し、ある程度の銘柄を分散ポートフォリオしていく売買手法が効果を上げているし、これからの主流になるだろう。そうでない場合は、海外の時間帯に追従していく方式が主流になると思う。取引時間の延長。24時間フル取引。昨年、arrowheadが稼動してから、日本市場の高速取引は劇的に変化している。さらに、大証先物のJ-GATE、東証国債先物のTdex+というのが、今年の日本市場のロードマップ。気配の更新回数が劇的に高速化し、秒間1万件を超える。1秒間に1万回変化する。このとき、板は、人間の動体視力ではほとんど見えない。高速なアニメーションでも、秒30コマが限界と言われているが、1秒間1万回変化する板を忠実に表現するディスプレイ、グラフィックは、スーパーコンピューターをもってしても実現不可能。例え実現できたとしても、人間に識別できない値動きは、見えていないことと等しく、価値がない。従って、見えない将来から、偶然的要因を排除し、見える将来をいかに確定させていくかが、取引手法の要となる。世界の取引の高速化は、やり過ぎた感が否めない。やりすぎた高速化、人間的価値基準から大きく乖離した価値は、実際、つきつめてみれば、人間的価値が大きく薄れたものとなる。人類の発生当初、将来を占うという行為は、神意を聴くための原始的呪術であった。しかし、現在の哲学が完成する過程で、その神秘性、偶然性は次第に排除され、人間自身による問題追求という性格が強く押し出されていくことになる。その生命は、神秘的な占いや、高速なシステムにあるのではなく、呪術やシステムを人間化していく点にあり、その過程で重ねられた人間の思索が、今日の我々に、多くの示唆を与えるのである。
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