The kingsarmonj Journal
by kingsarmonj


2011年1月25日火曜日
大証は、2011─13年度の新中期経営計画を発表。

大証は、2011─13年度の新中期経営計画を発表。
海外の取引所との提携も、いろいろな形で検討されてきた。
まず、本年2月14日に稼働予定の、J─GATE。これは、ナスダックOMXが開発したシステム。
一度、撤退したナスダックと、大証、JASDAQが、再び戦略的パートナーシップを推進していくことになるのか。
または、現物システムは、arrowheadという線も、ないとは言えない。
J─GATE稼動後の評判次第。
ダイレクトサーキットブレイカーや、クロージングセッションが、日本の現物取引に馴染むかどうか。
夜間取引についても、7月をメドに終了時間を現行の午後11時半から、翌日午前3時に延長する。
日本の市場は海外市場に影響され、日中の値動きは横ばいで、従来のデイトレでは、ほとんど取れない。
外国相場に依存する、外国株でないETFという概念。
日本相場の引け値ではなく、海外の相場で、翌日の基準値や制限値幅が左右されるあり方は問題ともいえる。
たとえ、外国株であっても、日本の市場の引け値が基準となり、円貨建てベースでの海外市場を反映した、前日日本市場基準での前日比なり相場感が形成されるべき。
制限値幅も本国相場に左右され、コロコロ変えるようなあり方ではなく、日本に上場する外国銘柄基準での制限値幅のあり方というものがあって然るべきとも考えられる。
取引手法で言えば、現物ならある程度、寝かす、スイングトレード。
このとき、偶然的要因を排除し、ある程度の銘柄を分散ポートフォリオしていく売買手法が効果を上げているし、これからの主流になるだろう。
そうでない場合は、海外の時間帯に追従していく方式が主流になると思う。
取引時間の延長。24時間フル取引。

昨年、arrowheadが稼動してから、日本市場の高速取引は劇的に変化している。
さらに、大証先物のJ-GATE、東証国債先物のTdex+というのが、今年の日本市場のロードマップ。
気配の更新回数が劇的に高速化し、秒間1万件を超える。
1秒間に1万回変化する。このとき、板は、人間の動体視力ではほとんど見えない。
高速なアニメーションでも、秒30コマが限界と言われているが、1秒間1万回変化する板を忠実に表現するディスプレイ、グラフィックは、スーパーコンピューターをもってしても実現不可能。
例え実現できたとしても、人間に識別できない値動きは、見えていないことと等しく、価値がない。
従って、見えない将来から、偶然的要因を排除し、見える将来をいかに確定させていくかが、取引手法の要となる。

世界の取引の高速化は、やり過ぎた感が否めない。
やりすぎた高速化、人間的価値基準から大きく乖離した価値は、実際、つきつめてみれば、人間的価値が大きく薄れたものとなる。
人類の発生当初、将来を占うという行為は、神意を聴くための原始的呪術であった。
しかし、現在の哲学が完成する過程で、その神秘性、偶然性は次第に排除され、人間自身による問題追求という性格が強く押し出されていくことになる。
その生命は、神秘的な占いや、高速なシステムにあるのではなく、呪術やシステムを人間化していく点にあり、その過程で重ねられた人間の思索が、今日の我々に、多くの示唆を与えるのである。
kingsarmonj
2011年1月22日土曜日
歌舞伎座の厄

市川海老蔵、代役の愛之助が体調不良。
中村勘三郎も体調不良で、ザペテンの代役がラサール石井に。
相次ぐ、休演者。
これは、歌舞座を取り壊した厄ではないか。
おん厄払いましょう、厄落とし-三人吉三巴白波(さんにんきちさともえのしらなみ)は、節分を演じたものである。
厄とは、人類の経験。神道、仏教に関係なく、陰陽道の時代から知られてきた。藤原氏も厄にはうるさかったし、徳川家康もブレーンを据え、厄と向き合ってきた。
梨園も、警戒しておいたほうがいい。
単なる偶然で済ませるか、いや、その偶然に意味を見出し、必然たる何者かの作用を本能的に感じることができるかどうか。
やれ、名声だ人気だ、金儲けだ勢力拡大だ、地位、権力だと欲望に執着しても、その引き換えに、身体と精神を病んでしまえば、元も子もなくなり、恥辱と自滅だけが残る。
「その身に居りて、その華に居らず」と、老子は、世俗の栄華に惑わされぬよう戒めた。
まず、足元から固めよと教える。
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2011年1月14日金曜日
オーストラリアの洪水

いったい、いつまで続くのだろうか。
滞在日本人は7500人。
住民の移動はボート。
この数10年こんなことははじめてだ。
このような災害に遭遇した場合、いざというときは、レジャーに使うボートが役に立つ。
原動機付きは、船舶免許。
いざというときは、泳ぐ。体力。
市は、再建に「1年半から2年かかる」という見通しで、復興に向けた計画づくりに着手。
主要産業である石炭に影響が見られる。
サトウキビ、小麦、大麦もかなりの被害と聞く。
世界需給動向は、調査しておきたい。
三井松島がきれいなチャートを描いている。
さらに、オーストラリア(豪)ドルの動きに目が離せない。
現時点で、関連する相場は、数10年規模、トレンドは1~2年以上と予測する。
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2011年1月12日水曜日
TRICKをDVDではじめて見た

この15年、インターネットに繋ぎはじめてから、テレビをほとんど見ていない。
今年、7月24日にアナログ放送が終了するが、あまり関係ない。

アナログTVは、2年前までに、3台処分した。処分するだけで、お金がかかる。
これは、今後、廃棄の観点で、いろいろ問題化するのではないかとも思える。

最近、DVDで、TRICKというドラマを、はじめて見た。
2010年の劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤルと、初期のTVドラマを見比べて気づいたが、 仲間由紀恵は、だいぶ太ったと思う。

実際、彼女は、2010年から太りだしたと、言われている。

やはり、30歳超えるといったん太る。
女性の本厄と重なる時期だが、男性、女性問わず、太りはじめる。
その後、やせて、またリバウンドを、繰り返す。
あるとき、新陳代謝の作用を悟り、相当、ダイエットなりフィットネスなり、意識して自己抑制していかないと、若さは維持できなくなる。
人よりも10歳若く見られたかったら、若い人と行動をともにする。若い気を浴びること。

そういう努力は、プロなら、ごく普通の当たり前だが、できていない人は多い。

今、窓から、巨大なスカイツリーが見えるが、完成は、まだ先の2012年。
一見、もうすぐ出来上がる感じだが、内装とか、まだいろいろあるのだろう。

昨日の成人式では、若者がスポーツ刈で、羽織袴を着ていていたが、そういう傾向はあると思う。
日本人の和風回帰という流れがあって、浅草周辺は、イチオシスポットとして注目している。
屋台も多いし、浅草は、まず、飽きない。
加えて、スカイツリー。
原宿や青山より、浅草だろう。
麻布や六本木は論外。
百歩譲って銀座、もっといえば銀座一丁目よりも東側。
新橋演舞場、最近は、ルテアトル東京が境で、京橋、日本橋・・・。
そのあたりの臭覚。秋葉原の次は、浅草がブレイクすると見ている。
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2011年1月8日土曜日
「いいマグロは日本に集中している。」

香港リッキーチェン氏が展開する板長寿司は、築地初競りで最高値を4年連続で落札。
日本は、世界の高級マグロの8割を消費し、質量ともに、世界最大の市場であり、日本が貯蔵するマグロもまた、200億ドル規模とも言われている。
「目には青葉 山時鳥初松魚」、旧来勝男武士日本人は、さっぱりとしたカツオを好み、女房・娘を質に入れても食いたいと過熱したが、冷凍保存技術の進歩と味覚の洋風化に伴い、脂の濃いマグロ嗜好が拡大。
日本は、世界一のマグロ(ツナ)消費国アメリカを抜き、マグロ大国に成長。
日本食ブームと寿司のグローバル化、中国への波及に伴い、高級マグロは黒いダイヤモンドとも呼ばれ、乱獲はその価格を上昇させた。
EU諸国は、マグロ漁獲を禁止する方向に動いており、高尚なマスコミやネットではマグロ過熱に批判的意見も散見される。
この打開策として有力視されるのが、マグロの完全養殖。
近畿大学は、2002年世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功し、近大マグロが市場に出回った。
安定化を実現したのは、オーストラリアと言われている。
歴史的にオーストラリアでは、1970年代、畜養という手法を実現したが、その指導にあたったのが、築地市場で働く日本人であった。
今も、マグロ牧場をつくるという壮大な計画が進行中である。
東京海洋大学は、サバを利用した、マグロの量産を研究。
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2011年1月3日月曜日
厄おとし

初詣で賑わう東京、浅草寺。
賑わいは 花の東の浅草寺 金龍山の名にしるき 御利生(ごりしょう)も身に澤瀉屋(おもだかや)-独楽(こま)
浅草寺で、おみくじを引いたら、吉(第五十七)とでた。
しかし喜ぶには値しない。油断したり驕れば凶に転ずる。
お守りは、願望成就、交通安全といろいろあるけれど、厄除を選んだ。赤地に龍が描かれている。
やはり、願望とか、得しようとか、そういう考えは捨てたほうがいいと思っているし、もともとあまり多くは望んでいない。
運に期待もしていない。
努力次第、実力どおりで十分だが、時に、問題になるのは、厄のほうだろう。
厄をいかに避けるか。
いや、そのような考えにも問題はある。
一見厄を避けたかに見えて、さらなる大きな厄に遭遇するということもありうる。
人間万事塞翁が馬。
厄の存在、作用と向きあい、対応していくこと。
これからの時代、この厄への対応が重要かもしれない。厄といかに向き合うかが、重要なテーマ。
私なども、厄年に厄払いをしなかった向きだが、実に、半数を超える人が、厄年に何かしらの一大事が起きたといい、その7割が厄払いしていなかったという統計がある。
おん厄払いましょう、厄落とし-三人吉三巴白波(さんにんきちさともえのしらなみ)
厄とは、宗教ではない。これは、人類の経験。神道、仏教に関係なく、陰陽道の時代から知られてきた。藤原氏も厄にはうるさかったし、徳川家康もブレーンを据え、厄と向き合ってきた。日本のみならず、トルコにもある。
常日頃、表の得にとらわれることなく、厄の振る舞いをどう受けとめ、どう向き合うか。意外と難しい。
ゼロ金利、デフレの時代、願望成就や運、御利生(ごりしょう)やご利益(ごりやく)も結構だが、せめて、いや、むしろ、厄除けと考えるのは、あながち、間違っているとも思えない。
kingsarmonj

ゼロ金利時代

ゼロ金利時代は、現金が一番強い。
土地などは、税金がかかるが、現金には税金がかからない。土地は、生かしてこそ意味を持ち、その土地の生産性、機能性が、これからの時代、強く求められる。ただ持ってるだけの土地、寝かしている土地は不良資産といってもいい。税金を毟り取られるだけのものだ。だからと言って、売り払えるかというと、なかなか売れない。土地の評価額というのも、税金をとるためのものだけかもしれない。本来は、まず、評価額を実体まで下げ、税金を下げる。ずっと安くしていいのだが、借金抱えて購入した人にとってみれば、どっちが得か?
いろいろ難しいから、低金利でも、銀行に預ける人は多い。ATMでは、大金を引き出すことはできないが、今後、ますます、引出しづらいシステムで堅められていくことになると思う。なぜか?その理由を書くことは、控えようと思う。
金地金が値上がりしている。史上最高値というが、ドル建てでの話であり、円建てでみれば高いともいえない。ドルが下がっているだけに過ぎない。
円で持っているのが一番か。ただ、金庫に入れておいたところで、その金もいつ紙くずになるかもしれない。
中国元はどうだろう。それも暫くの思考を要する。世界企業は、いったいどれほど中国に設備投資したのだろう。いつ追い出され、丸ごととられ国営化されてしまうというリスクも存在するから、そうなっても火傷をしないよう、ほどほどにしておいたほうが利口だ。
いろいろ難しい世の中になってきていると思う。
国への風当りは、いっそう激しくなると思う。日本航空、郵貯、国がやってきた事業は失敗の連続だ。しかもそのしわ寄せは、日本国民、稼ぎ手が背負うことになる。公務員は、これといって稼ぎもなく、赤字を垂れ流し、民間から養われている。そんな状況が、いつまでも続くと思ったら大間違いだ。
「天道は余り在るを損して、足らざる者を補い、人道は足らざるを損して、以って余り在るに奉ず」と言ったのは老子だが・・・。
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