The kingsarmonj Journal
by kingsarmonj


2010年9月16日木曜日
2つの¥の歩み

日本円(¥)の歩み
1945年(敗戦当初)複数レート制
 競争力に応じて、生糸は1ドル420円、ラジオは1ドル530円
1949年(ドッジライン)固定相場制導入
 1ドル360円
1950年朝鮮特需
 高度経済成長路線
1964年東京オリンピック、OECD加盟
1970年大阪万国博覧会
(この間25年)
1971年ニクソンショック
 変動相場制へ

人民元(¥)の歩み
1985年改革、開放
 高度成長路線
2001年WTO加盟
2008年東京オリンピック
2010年上海万博
(この間25年)

今年が中国元の変動相場制に向けた、ひとつの区切り。

GDPで日本を抜き世界第2位となった中国。
日本が高度成長路線を歩んだ歴史は、固定為替相場の歴史でもある。
世界の主要通貨が変動相場制となった今、中国のような相場制には無理がある。

中国の大幅な対米黒字。
日本は自動車など、米国現地生産に切り替えることで貿易摩擦に対応してきた。

しかし、中国の輸出製品は、現地生産で対応できる性質のものではない。
安くて豊富な労働力に集約された製品。

実体は架空の貿易黒字で、日本や韓国あるいは米国、欧州企業が 中国で生産し、中国はその中間財を米国に輸出しているにすぎないという見方。(ロバートマンデル)

だからといって、人民元が変動相場制に移行する必要はないという理由にはならない。
そもそも、諸外国で問題視される産業空洞化も、変動相場制によりいくらか改善されるはずである。

世界的不均衡の是正には、人民元の変動相場制移行が不可避であり、 中国政府は、高まる国際的プレッシャーを強く認識しているはずだ。
kingsarmonj

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