The kingsarmonj Journal
by kingsarmonj


2013年5月7日火曜日
日経平均に見るクロマグロ

ここ最近の株式相場において、クロマグロのナブラは2回立っている。

1回目は、2012年11月16日、クロマグロ衆議院解散。
2回目は、2013年04月04日、日銀クロマグロ次元の金融緩和。

ひとたびクロマグロのナブラが立てば、ワンダッシュ50メートル(500円)。
300メートル(3000円)のミチイトを出し切り、
残りあと50メートル、ワンダッシュでライン切れとなる過酷な展開。
マグロが潮に乗れば、一発で持っていかれるし、ファイト中にマグロが死ねば、
あげることは不可能。

クロマグロを釣る場合、底を1年かけて探るよりも、ナブラを見つけて
キャストするほうが、確率が高い。

100kg超、1年に2回しか見られないナブラに投げて、
2回ヒット、1回アガルかどうか。
クロマグロは、ヒットも難しいけれど、アゲるまでが、至難。

理由は、多くが、クロマグロを想定しておらず、
アオモノ狙いでも、確率の高いワラサなどのタックルでのぞみ、
運よくヒットしたとしても、ワンダッシュでライン切れとなる。

最初からクロマグロを想定してやれるのは、芸能人、しかも、松方弘樹クラスに限られる。

11月16日の段階で、相模湾の乗合船の多くは、
クロマグロを想定できずに、これをバラした。
これが、1回目の12000円台までの展開。

2回目は、多くが、クロマグロを意識。
鳴門、あるいは、相模湾に現れたクロマグロだ。

専用の船をチャーターし、探見丸などの魚探、信頼できる船長、
強力なツナロッドと、シマノやダイワのリールに、PEライン。

ナブラを見るや、外人船を含むバラバラになっていたマグロ船が、
いっせいに、集結。

だから、この相場は、確率が高い。
 
ナブラを見たら、表層、もしくは、表層から5メートルを狙い、ワンダッシュ50メートルを許容。

運よくクロマグロを釣り上げた場合、ルールとマナーがある。
船長がマグロをさばき、頭と胴体半分、尻尾を釣り上げた本人。
残りを、乗り合わせた12人に分配。

ファイト中の貴重な時間、12人が仕掛けを仕舞い、見守ってくれていたことへの感謝として。
 
kingsarmonj
2013年4月26日金曜日
日経平均14000回復

ここまでくるのに、いかに、長い道のりだったか。
しかし、一度、トレンドが決まれば、あまりにも速い展開に意外だと思う投資家も多いはずだ。

とはいうものの、これこそが相場とも言える。

現在進行中のトレンドも、14ヶ月続いた保合があってこそ。
民主党政権がもたらした、停滞と物価安定、14ヶ月保ち合いがあってこそだと思う。
退屈な相場を演じ、毛嫌いされてきた。
民主党がやった政権交代はいったい、何の意味があったのか?
母屋を追い出された鳩山、撤退した小沢。

なんだったのか、よく自問すべきだろう。

努力するものが報われない世の中。
それは、努力するものが報われるトレンドにおける、調整局面。

リーマンショック以来、日本全体は、本当にツイていなかった。
あれさえなければと思っている人も多いはずだ。

しかし、全ての物には、本来それでいいのだと肯定されるべき在り方がある。
どんなものでも、肯定されないものはなく、いかなるものでも、認められないものはない。
その在り様が、相場といえる。

万物斉同、荘子の境地に立ち返れば、あるべき在り様が見えてくるといえないか。

すなわち、万物皆相場。
kingsarmonj
2012年4月21日土曜日
ポップアップトースターのある食生活

311震災、引っ越しをきっかけに、自炊をはじめているが、最近、不満を感じているのが、オーブンレンジで焼くトースト。
焼けるのに時間がかかるのと、裏面が柔らかくて、トーストといった感じにはならない。
そこで、秋葉原電気街へ、ポップアップトースターを買いに行ってきた。
購入直後、最初の使用は、新製品特有の臭いを抜くために、事前に空焼きする。焼き目調整ツマミは「3」にセット。
実際にパンを焼くときも、目盛「1」うっすら~「5」こんがりの5段階の中で、「3」が推奨されている。
ポップアップトースターで焼くトースト。
3分焼いただけで、しっかりとした焼き目。
バターやジャムもしなやかに塗れる。
左から、ブルーベリー、ピーナッツバタークリーム、マーガリン、マーマレード
食した時の表面のカリカリ感。全然違う。これが、本物のトーストなんだと。
パンをトーストするためだけにある家電。
70年代に使った記憶がある。
日本では、1980年代にオーブンが登場してから、しばらく姿を消した。
汎用性が追求された結果、「パンに最適な焼き加減」というプライオリティは下落し、
パンを焼くためだけに、ポップアップトースターを買い求める人がいなくなった。
だが、一度、ポップアップトースターで焼けば、忘れていた、70年代の味の新鮮さに気がつく。
最近、喫茶店でも、この焼き目は出せないのではないか?
ご飯は、炊飯器で炊くのと同様、パンは、ポップアップトースターで焼く。
日本で、トーストの焼き目に拘る人が、いったいどれだけいるのだろう。
1度食べるとわかる、ポップアップトースターの食生活。

おかずに、鳥モモ肉の角切りと、ピーマン、ニンジン、玉ネギをフライパンで焼いた。味付けは、塩こしょう。
kingsarmonj
2011年11月9日水曜日
今日の空模様

2011/11/09 早稲田上空
kingsarmonj
2011年11月4日金曜日
為替介入

何やってるんだかと思うだろう。これまでの為替介入資金で、ギリシヤが買える。買ってみたらどうだろう。
米国債など買わずに。

福島を海外移転。円高時代を生き抜くには、どうするべきかと、試行し、トライアンドエラーを繰り返す。

為替戦争、自国の通貨が安くなることを持ってヨシとする。万国共通の概念だが、今や、先進諸外国、その最先端を行く日本には適用されないと考えるべきである。
通貨高を逆手にとる戦略性が必要であり、ひとつには、高い通貨で、外国を買いあさる。
上海、杭州、ニューヨーク、ロンドン、アラバマ、アラスカ、イリノイ、オハイオー、ウインスコンシン州に、ブルックリン。
各国に、治外法権の日本区画を整備する。
外国大使に大幅な権限を与え、互いに競争させる。一区画、一億人以内。
涙橋を逆に渡れ。
逆行こそが、明日を生き残れる。
今日を生き抜くからこそ、明日がある。立て立つんだジョー、そして、真っ白な灰になれと。
kingsarmonj
2011年8月21日日曜日
金持ち喧嘩せず

北洋の氷塊 喧嘩すると貧乏になる。
だから、「金持ち喧嘩せず。」
マージャン用語だと思っていたが、ちゃんとした格言。
貧乏が嫌なら、喧嘩しちゃいけないということだ。
明治6年、西郷隆盛は、朝鮮に開国を促す、征韓論を主張した。
しかし、もうひとりの参議は、「朝鮮にとって、日本は西洋諸国同様、夷狄(いてき=異民族の蔑称)。開国を受け入れず、使者を拒絶し殺傷するだろう。」と、先読みする。
「覚悟ひとつで勝てるほど、世界の戦(いくさ)は甘くない。」
武士を捨てた明治人、即座に、明治天皇を動かし、訪韓使節の派遣を延期させる。
これに伴い、西郷、板垣は下野することなる。(明治6年の政変)
変化の始まりとは、捨てることにある。
震災によって奪われた土地や家具、原発、既得権益、何もかも!

万国公法に照らした「理」さえあれば、欧米列強も日本に味方する。

無駄な危険はおかさず、最小限の犠牲で最大限の効果を狙う。
自爆覚悟で、いちかばちかの賭けに出るなど、愚行。
政治は博打でないのだよ。吉之助さん。

詳しくは、マンガ日本史8月28日号(42)大久保利通参照。

次週(43)は、我輩は猫であるの夏目漱石と続く。
kingsarmonj
2011年8月9日火曜日
その夜明けはデフォルトで始まる

米国の議員も、もうちょっと、やるかと思ったが、
有権者のご機嫌をうかがうところは、日本の政治家と変わらない。

だが、真のデフォルトに直面したとき、そうも言っていられなくなる。

それは、2013年に訪れる。
その近い将来、光景が目に浮かんだ。

最初の10年は乱、次の10年は治世。

乱も一時は、歓迎されうる。
なぜなら、不満分子を一まとめに排除できるからだ。

これからの世の中、私心なく、合理的、冷徹に取り組む者が頼りになる。
北洋の氷塊と呼ばれるほどに。

明治6年、明治政府を掌握した大久保利通は、日本の官僚制度のほとんど全てを一人でつくった。

そろそろ、それを、ぶち壊すときが来る。

強いてそうしなくても、自然にそうなる。

契機となるのが、デフォルト。

デフォルトが米国を変え、日本を変える。

そのとき、IMFも、世界銀行も、国連もデフォルトする。

だが、ジョーよ、そうなっても、泪橋を逆に渡れ。
まるで、クレイジーとよばれるような今日を生き抜くからこそ、明日があるのだ。

泪橋がなぜ、泪橋とよばれるか。

それは、人生に破れ、行く場所もない者が、泪して渡ったから、泪橋と呼んだ。
そこは、ドヤ街。

ドヤとは、いうまでもなく、宿を逆さによんでいる。
日夜過ごす宿にはなりえない、悲惨な場所。
しかし、最下層の人間は、そこに住むより仕方なく、そこに住んだ。

ちょっと前までは、山谷、明治時代は、四谷鮫河橋。

その悲惨な環境。
裕福な陸軍の残飯を食って生活し、残飯屋という商売が成り立つ世の中。
日本の疫病の全てがそこに集中し、病で倒れていった。
最後は関東大震災で、自然消滅。

復興に至るまでの過程では、いったんは地獄を見る必要がある。
生易しいものでは決してない。

今のアメリカ、日本も、世の中をなめているといっていい。

まるで、クレイジーとよばれるような、今日を生き抜くからこそ、明日がある。

ジョーよ。決してくじけることなく、泪橋を逆に渡れ!

ギリギリを生きろ。灰になれ。
kingsarmonj

アーカイブ

8月 2010   9月 2010   10月 2010   11月 2010   12月 2010   1月 2011   2月 2011   6月 2011   7月 2011   8月 2011   11月 2011   4月 2012   4月 2013   5月 2013  

kingsalmon
相場カレンダー... 相場観 Bookmarks... 相場サイクル表... マスターチャート... 不敗の原理... 相場六十四卦概略... Cyber crisis management...
このブログのテンプレート